がんと向き合う

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小林 照光 さん
(こばやし・てるみつ)
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札幌在住。自営業。1998年11月(61歳)に検診で大腸がんが見つかり、翌年2月に手術(横行結腸がん ステージ2)。10月に退院するまでに4回の手術、一時的ストーマ(人工肛門)を経験。2003年末に胃がんが見つかり、胃の2/3を摘出。術後は札幌近郊の山登りに専念するうちに体調も回復。現在は男性料理教室に通い、野菜中心、薄味の食事を心がけている。患者会「小舟会」所属。
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3退院後の生活

「最終的に退院したのは10月です。大腸がんでも(そのあとの)胃がんでもそうですが、退院してから歩くようにしていました。できるだけ地下鉄やバスには乗らないで、駅のエスカレーターも乗らないで階段ばかりずっと使っていました。

よかったなと思うのは、体重が落ちたことです。10キロ痩せました。もともと腹も出ていましたし、体重も身長から比べてオーバーしていたものですから、『いや、こりゃよかったな』と。体重は『このままいい線をいかなきゃならんな』と思ったのですが、また今少しずつ増えています。」

●仕事について

「(自営業で女房と)居酒屋をやっていまして、私は大腸がんになる前は、ずっとランチタイムのほうをしていました。当時、一生懸命仕事をしていて、手術をすることになってその仕事をやめました。」

●タバコとお酒

「タバコは入院する前まで飲んでいました。だいたい1日50本ぐらい飲んだのですが、入院でやめました。酒もやめたのですが、ここ5、6年で酒は復活しております。酒はワインであれば1本軽く入ります。焼酎が好きなものですから、1.8リットルの瓶が3日か4日で空いてしまいます。それで『ちょっとやばいな』と思いまして、最近は少し減らすように頑張っております。(医者から)『少しずつ減らすように』ということで。

当時は世の中の景気がいちばんよいときで、私もサラリーマンで交際費がたくさん使えましたので、毎晩飲み歩いていました。そういうことも悪かったのかなと思います。」

●術後の経過観察

「病院での治療は終わり、あとは経過観察ということでだいたい2〜 3ヵ月に1回、病院に通っていました。抗がん剤は大腸がんの手術のあと2年ぐらい飲んでいたと思います。特に副作用の記憶は全くないです。これであとは再発はないだろうと言われておりました。」