3退院後の生活
「最終的に退院したのは10月です。大腸がんでも(そのあとの)胃がんでもそうですが、退院してから歩くようにしていました。できるだけ地下鉄やバスには乗らないで、駅のエスカレーターも乗らないで階段ばかりずっと使っていました。
よかったなと思うのは、体重が落ちたことです。10キロ痩せました。もともと腹も出ていましたし、体重も身長から比べてオーバーしていたものですから、『いや、こりゃよかったな』と。体重は『このままいい線をいかなきゃならんな』と思ったのですが、また今少しずつ増えています。」
●仕事について
「(自営業で女房と)居酒屋をやっていまして、私は大腸がんになる前は、ずっとランチタイムのほうをしていました。当時、一生懸命仕事をしていて、手術をすることになってその仕事をやめました。」
●タバコとお酒
「タバコは入院する前まで飲んでいました。だいたい1日50本ぐらい飲んだのですが、入院でやめました。酒もやめたのですが、ここ5、6年で酒は復活しております。酒はワインであれば1本軽く入ります。焼酎が好きなものですから、1.8リットルの瓶が3日か4日で空いてしまいます。それで『ちょっとやばいな』と思いまして、最近は少し減らすように頑張っております。(医者から)『少しずつ減らすように』ということで。
当時は世の中の景気がいちばんよいときで、私もサラリーマンで交際費がたくさん使えましたので、毎晩飲み歩いていました。そういうことも悪かったのかなと思います。」
●術後の経過観察
「病院での治療は終わり、あとは経過観察ということでだいたい2〜 3ヵ月に1回、病院に通っていました。抗がん剤は大腸がんの手術のあと2年ぐらい飲んでいたと思います。特に副作用の記憶は全くないです。これであとは再発はないだろうと言われておりました。」