6妹への影響
「(下の娘・妹は)一緒に暮らしていました。ちょうど大学受験で、浪人中だったんですね。それで、時々、(長女の)症状に振り回されるというか…。同じ部屋を2人で半分にして使っていたりしたんですけども、そこには一緒にいられなくて、別の部屋に移ったんですけれども、物はやっぱりその部屋にありました。で、出かけて帰ってくると、姉が、『片付けといたから』などと言って、いろんなものを捨ててしまっていたり、そういうことで、すごく嫌な思いをしたり、ちょっとしたことで因縁をつけられるみたいな感じで突っかかられて、すごく泣いて家を出ていってしまったり、そういうことがありましたね。
(下の娘に)まず病気のことは説明をして、もしこの家にいるのが大変ならば、どこか部屋を借りて独立してもいいんだよ、無理して一緒にいることはないからと、そういう話をしました。あなたはあなたのやりたいことを着実にがんばってやっていってくれればいいんだから、困ったことがあったら言ってくれれば応援もするしと、そういう話はよくしていましたね。
(下の娘は)悩んでいたみたいですけど、結局、自分が家を出てしまうと、私がきっと困るだろうというか、いろいろと話相手をする人がいなくなったり、まあ、自分でも何か手伝えることがあるかもしれないとか、そういうことで、(家を)出ないでがんばるというふうには言ってくれましたね。」