統合失調症と向き合う

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NPO法人事務局長さん
NPO法人事務局長さん
(ニックネーム)
52歳。19歳(大学1年生)のときに入院。統合失調症と向き合いながら、現在、NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会(通称、ゼンセイネット)事務局長として活動している。会では精神医療ユーザー・アンケートを実施し、その結果を書籍にまとめている。今年も『ユーザー1000人の声と現状シリーズ 2009年度版 誰でもできる精神病の予防とその対策 らくらく統計読本パート2』が6月に発行された。現在、妻、子ども2人の4人暮らし。
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11一市民として生きられるために

「あの、国の施策のことなんですが、ちゃんと何のためにしているかを考えていただきたいと思います。僕も国の病床検討会で1年間毎年(月)(検討会に)行きましたが、どうやってものが決まっていくかということを見ていましたが、結局、ね、はばったいことは言いませんが、やはり何のために法律をつくったり、施策をつくったりしてるかっていうことを、しかとですね、それに参加されている、毎年同じようなメンバーの方が理解をして、やっていただきたいと思います。

(僕らは)あの、なりたくてなった病気じゃないですし、精神病者だから地域で精神病者で生きなきゃいけないわけじゃなくて、精神病者であっても人間として、一市民として生きる道をとりたいですよ。それを病者の位置づけにするという、障害者の位置づけをしようとする国(の)施策は、これは大きな隔離であったり、いわゆる一括りの差別ですよ。そういう意味では、そういうものをつくってきた1委員を1年した人間として、もう一度考え直していただきたいと思います。」

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