11一市民として生きられるために
「あの、国の施策のことなんですが、ちゃんと何のためにしているかを考えていただきたいと思います。僕も国の病床検討会で1年間毎年(月)(検討会に)行きましたが、どうやってものが決まっていくかということを見ていましたが、結局、ね、はばったいことは言いませんが、やはり何のために法律をつくったり、施策をつくったりしてるかっていうことを、しかとですね、それに参加されている、毎年同じようなメンバーの方が理解をして、やっていただきたいと思います。
(僕らは)あの、なりたくてなった病気じゃないですし、精神病者だから地域で精神病者で生きなきゃいけないわけじゃなくて、精神病者であっても人間として、一市民として生きる道をとりたいですよ。それを病者の位置づけにするという、障害者の位置づけをしようとする国(の)施策は、これは大きな隔離であったり、いわゆる一括りの差別ですよ。そういう意味では、そういうものをつくってきた1委員を1年した人間として、もう一度考え直していただきたいと思います。」