2発症、受診までの経緯
「18歳のときに、医療機関と言っていいのか分からないですけども、大学の保健管理センターに、『大学に行きたくない、退学したい』というようなことを相談しに行って、そのときから、薬をもらったり、定期的にカウンセリングしてもらったりしていました。
それで、19歳のときになりまして、アルバイトをしていまして、アルバイトに行ってもなかなか仕事を覚えられなくて、要領良く動けなくて、店長からもよく叱られていました。それが積み重なって、ある日、またミスをして、怒られるんじゃないかというような、強い恐怖に襲われまして、アルバイトを無断欠勤しました。そしたら、アルバイトを無断欠勤したことで、今度は店長が家まで来られて、もう、『殺されてしまうんじゃないか』という恐怖が出てきまして、それで、病院にかくまってもらおうと思って、大学病院に駆け込みました。それが、ほんとにと言うか、ちゃんと医療機関にかかった最初の日です。初診日は19歳のときになります。」
●受診した病院を選んだ理由
「大学の保健管理センターで、カウンセリングを受けていたんですけど、その先生が精神科の先生だったので、まず精神科に行って、大学のその先生に話をし、事情を話してかくまってもらいたいという思いでいました。
まず、大学病院はベッドが一杯ですので他の病院を探しますということになりまして、で、他の病院でベッドに空きがあるよとのことで、そこを紹介してもらいました。
(受診は)1人です。(実家の)隣の県で大学生をやっていましたので。(誰かに)相談してもなんかぱっと解決してくれるというような気分にならなくて、むしろ、相談したところでどうせできないよとか、そんなこと言われてもなぁ、というふうに、まあ相談を受け入れられなかったですね。」