統合失調症と向き合う

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倉田真奈美さん
倉田真奈美さん
(くらた まなみ)
41歳、夫と2人暮らし。22歳で精神科をはじめて受診。自殺未遂を繰り返すなど苦しみ続けたが、数年前から病気とのつき合い方が分かりかけてきたという。自己病名は、「統合失調感情障害・全力疾走ガス欠型・世話焼きアディクション」。調子を崩したときは短期入院で生活のバランスを取っている。現在は、WRAPやIPSなどのファシリテーターとして活躍中。
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収録後、「考え方が変わり、今は子どもを持つことを考えて薬を安全なものに変えたり、体質改善にウォーキングしたりしています。精神病の完治を、今信じています。そのために発病の引き金になった不妊症が避けて通れなくて、真っ正面から向き合いたいと思います。より前向きに自分の人生を選び取って自分でデザインして自分が主人公の生き方をしています。」とのメッセージが倉田さんから届いた。
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8福祉サービスについて

「そうですね、今、夫が失業したばかりなので、生活保護を申請しようと思っています。随時、夫の仕事がないときは生活保護を申請している感じです。で、ホームヘルパーを利用しています。週に2回私で、週に1回夫で、合計週3回、家の中にヘルパーさんに来てもらって、家事援助、掃除とかお料理を作ったりとか話し相手とかをしてもらっています。

この間、法律が変わりまして、低所得なので(ホームヘルパーの)自己負担金が0円になりました。いっとき、ひと月に2,000円か3,000円か(負担が)あったんですけれども、それもなくなって、法改正されて良かったなあと思います。

障害年金が主なので、夫が国民年金の2級で、私がOLのときに発病したので厚生年金の2級で、私の方が年金の額はずいぶん高くて、二人合わせると相当の額になるんですね。それで足りない分を生活保護で補ってという感じで、それで贅沢さえしなければ、十分生活はできます。」

生活保護:病気やけがで収入がない、もしくは収入が不十分なときに、最低限度の生活を保障する制度。年金やその他の経済支援で利用できものがあればそれを優先して利用し、それでも不足する分を生活保護で受給する。

障害年金:病気やけがなどによって、一定程度の障害の状態になった人に対して支給される年金のこと。障害の程度に応じて支払われる金額が異なる。

●家計のやりくり

「夫が、割と計算とかが得意で、家の公共料金などや家賃の支払いなどは全部夫にお任せして、私はスーパーの買い物などの計算はしますけれども、あとは夫に、この中のお金でやりくりしてねと頼んだらちゃんとやってくれます。あとは、それぞれ夫と私とお財布が別々にありまして、それぞれ小遣い制でやっていて、食品とかを買うのは共通のお財布がありまして、そこに毎月何万ずつか、二人とも同じ額を出し合って、それで減ったらまた何千円かずつ平等に出し合ってというふうに、仲良く共同生活みたいな感じで、家計の面ではやっています。」

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