13家族や医療者へのメッセージ
Q.ご家族へのメッセージをお願いします
「人間として、一生懸命向き合ってもらえたら、その相手の熱意も、両親だったら両親の熱意も分かると思いますし、そういうふうに一生懸命、向かい合うことが大事なのではないかと思いますね。
自分の息子や娘がそういう(精神科の)病気ということで、(親が)悩む必要は僕はないと思いますし、逆に2人でもっと前向きに、『この病院に行ったらいいんじゃないか』とか、『こういうことしてみたら、この子にとってはすごく前向きに生きられるんじゃないか』とか、そういうことをちゃんと話しあったりして、もっと建設的に向き合っていく仲になれるようにすれば、僕はうまくいくと思うのですけどもね。まだそれもすごく気の長く、すごく疲れる作業だとは思うのですけども、そういうことはすごくいいと思います。」
Q.医療者へのメッセージをお願いします
「僕の場合、接触した医療者の方はみんな結構サッパリした人が多くて…。やっぱり一人一人にそんなに熱意を注いでいたらやっぱり疲れてしまうというのもすごく分かるんだけどでも、患者さんはもぅ藁にもすがる気持ちで来ているわけですから。一生懸命向き合ってほしいなぁとは思います。
むしろそういう病気の人のほうが、そういうの(熱意がない)を感じて、分かってしまうものなのではないですかね。」