統合失調症と向き合う

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A.T.さん
M.H.さん
1968年生まれ、44歳(収録時)。一人暮らしをしているが、支え合うパートナーがいる。大学卒業後、就職したが、23歳の時に誇大妄想が始まり、入院治療を受ける。就職して2年後に退職し、大学院(修士課程)に通う。その後、治療に専念するため就労したりしなかったりとなり、現在は2つの作業所に通いながら、ときに親の世話をするなどで日々の生活を送っている。パートナーの存在や、はんこを作る、小説を書く、絵を描くといった日々の暮らしの中で行っている事柄が支えになっているという。
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7福祉サービス
Q.福祉サービスを利用していますか

就労継続支援B型。作業所が就労継続支援B型の事業資格を取っているという(形です)。」

就労継続支援事業所:一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識および能力の向上のために必要な訓練を行う事業所で、A型とB型があり、A型は雇用型(雇用契約を交わす)、B型は非雇用型(雇用契約を交わさない)事業所のこと。

Q.生活費はどうしていますか

「福祉世帯ですね。再々入院の前に、生活状況と経済状況が悪化しまして。それで1度役所に、『このままだったら、私こういう病気を持っているので、働けない。だいぶ試してみたんだが働けない。だからすみませんけれど、ちょっと助けてくれない(です)か』と言ったんですよ。

1度目は、貯蓄がちょっとあったので、それで何とかしなさいよということで、申請は却下されたのですが、2度目はさすがにもうその貯蓄が尽きたので。入院したんです。何とか保証金(を)親に出してもらって。で、その入院中に許可が下りて、退院すると同時に現在の生活なのですが。」

Q.就労を考えていますか

「就労目指してということですが、まあ、なかなか実現できるかどうかというのは、未知数なので。機会も必要ですし。

自分が雇われて就労していた経験もありますので思うのですが、身を削って、自分の身代を立てて、なおかつ体も心もズタズタボロボロになって何もあとに残らない人生がいいのか。それとも、そういう風なところで(心身を)削るのは削るけれども、やっぱりその辺のギリギリのところまで、疲弊しない段階でとどめておいて、生活もきちんと充実させるのかということだと思うんです。

今の私の生活では、ワーク2のライフ8ですが、ワークが4ライフ6ぐらいの割合にはしていきたいとは思っています。結局のところ、ちゃんとしたプランがあるわけではないのですけれど、できることをやっているだけです。」

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