「人間て、1回しか人生ないですから、思ったように生きればいいと思います。病気になったところで人生終わりませんし。むしろ若い頃に病気になって、統合失調症とかだったら、まず今の日本の医療だったら死にませんから。だいたい良くしてくれます、そのための病院ですから。で、統合失調症だと思ったらさっさと病院に行って、薬を飲めば、だいたいましになります。
ちょっと貧乏にはなりますけど、死にませんし。だから、死なないということは、明日があるということです。明日があるということは、人生全うするまで、明日があるということです。だから、今日を一生懸命生きて、明日もまた一生懸命生きればいいんだと思います。」
「子どもの性格によります。子どもの性格というのは、親や兄弟姉妹ならば、日常生活のかなりの割合を一緒に過ごしているので、どんな人間かだいたい分かっているじゃないですか。離散していない限り。だから、日常生活かなりの割合で共に過ごした人間を見て、何も分からないわけはないので、異変には絶対に気がつくと思うんですよ。
気がついたら。で、『もしかしたら、これ、心の病?』とか思ったら迷うことなく、病院に連れていってください。間違えてもいいので。『間違えだった』と笑い話のほうがかえっていいですから。もしそうだったとなったら、適切に治療して。早いほうがいいので。早ければ、その後の人生ちゃんと再建できるので。」
「特に看護師さんや医師の方というのは、患者に治療計画を立てて、医療指導を施したり、医療介助をするわけですから、特に入院、軽いうちはそうですが、絶対的に力関係が上になります。どうしても、上になります。
自分が、力関係の中で手にしたその力というものを、良い方向に良心をもって行使してほしいと思います。手にした力を、自分の采配で、自分の私利私欲のために使うことも可能な力ですから、これは。だから、自分の中の良心というものを大事にしてほしいと思います。」
「非常に言葉が悪いのですけど、まあ……全裸で走っているようなものですかね。つまり、もう何も失うものなど私にはないので。」