統合失調症と向き合う

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A.T.さん
吉田誠司さん
(よしだ せいじ)
1979年(昭和54年)生まれの34歳(収録当時)。高校生の頃から周囲への違和感があり、大学生の時に症状が出たため精神科医のいる大学の保健管理センターに相談すると共に通院。大学院に進み、卒業。現在は非常勤で精神障害を持つ方の相談員として働いている。月に17日、1日約8時間勤務。社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持ち、その他に身体障害者の車椅子バスケットボールの審判員の資格も持ち、年に10回ほど大会で審判員を務めているほか、自身も練習に参加している。大学生時から親元を離れて一人暮らし。
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9症状の安定について
Q.症状は安定していますか

「まあ、安定しているとは思わないのですけどね。やっぱりちょっと…。まあ、薬を飲んで生活するのは非常にきついことなので…。やっぱり自分の体調のコントロールというのはかなり気を遣わないといけないので、毎日たいへんですね。ほんとに、薬のことを考えるだけで疲れてしまうというところもあるのですけども。」

Q.日常生活で気をつけていることはありますか

「車の運転とかもするので、きつい時に運転しなければいけないようなシチュエーションは避けるとか、そういったコントロールですね。あと、バスケット(ボール)に関しても、審判する時に集中しないといけないかなあということですと、(薬を)飲むタイミングを考えたり、そういうことはしていますね。

睡眠は、まあ、今のところ取れていますので、そういうのは気にしていないのですけども。」

Q.食事はどうしていますか

「それがいちばんの悩みなのですけども。最初一人暮らしを始めて、最初の頃は自炊していたのですけどね。18(歳)の時からですからもう長いので、最近は手抜きをして、だいたい買ってきたものを食べるようなことが多いですね。」

Q.体重は変わりませんか

「いえ、私もかなり体重が上がった時もありました。血液検査でもちょっと血中脂質が高いという(値が)出ているので。やっぱりですね、かなり気をつけて、最近少し落としてきたところなのですけども。(例えば)まあちょっと炭水化物を摂り過ぎないようにということで…。

そうですね、(審判員として)かなり走ったりするので運動もするし、私自身も車椅子に乗ってプレーするのでね。ま、選手の相手をするとか、ボランティアに来た大学生の相手(を)するとかね。

ずっと自分の手でこいで自分の手でシュートしてと、結構ハードなスポーツではありますので、体力はつきましたね。やっぱり。かなり鍛えられますね。まあ、練習自体は週に2回ぐらいやっていますのでね。」

Q.症状が悪化した場合はどのように対処していますか

「一応、予備の薬は常に持っているのです。副作用とか、症状が出た時に、飲むべき薬も用意しているので、それで予防というか、準備はしていますけども。」

Q.病気により生活スタイルに変化はありましたか

「そうですね。もう、病院へ行き始めて10年以上経ちますので、ま、こういうスタイルが普通になってきていますかね。」

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