統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
A.T.さん
吉田誠司さん
(よしだ せいじ)
1979年(昭和54年)生まれの34歳(収録当時)。高校生の頃から周囲への違和感があり、大学生の時に症状が出たため精神科医のいる大学の保健管理センターに相談すると共に通院。大学院に進み、卒業。現在は非常勤で精神障害を持つ方の相談員として働いている。月に17日、1日約8時間勤務。社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持ち、その他に身体障害者の車椅子バスケットボールの審判員の資格も持ち、年に10回ほど大会で審判員を務めているほか、自身も練習に参加している。大学生時から親元を離れて一人暮らし。
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  >>
13将来に向けて
Q.今後について考えていることはありますか

「そうですね。今の仕事も、期間が決まっていますので、また将来何をしようかなあという考えはありますけどね。

もちろんですね、自分でバリバリ働きたいという気持ちはあるのですけども、なかなかフルタイムで、ずっと…、特に、正規の職員となってですね、残業でもなんでもやりますよというわけにはいかないので。その辺は、これからどれくらい、自分が体力に自信が持てるかだと思うのですけども。」

Q.将来に向けて努力していることはありますか

「そうですね。体力もそうですし、知力と言いますかね、そういう知識のほうも、より専門的なことにも答えられるようにということで、いろいろ勉強したりもしています。

体力はなかなかこれ以上いろいろやってもどうしていいのかと思う…。ま、既に、バスケットでいろいろやっているということもあるので、それをどれだけ続けられるかだと思うのですけどね。まあ、前より比べるとかなり(体力が)ついたほうかなあと思いますけどね。」

Q.今後、期待していることはありますか

「やっぱり(薬を)飲んでいて辛いのは副作用なので、それを(が)少しでも軽くなる方法があればいいのですけども。でもこれは体力をつければいいという問題でもなさそうなので、そこらへんが何とかならないかなあとは思っていますけど。

お薬の内容は、先生と私で決めているので。ま、私が、これを減らしてみたいと思って試してみたり…。逆にやっぱり減らしたらきついから元に戻してくださいと言ったこともありますし。

なんかもう私に決めてくださいみたいな感じになっていますけどね。もう大学院の時から10年以上なのですけども、ま、(主治医とは)ケンカしたこともあります。なんでこんなにきつい思いをしなければいけないのだろうと思ってですね、自暴自棄的になったり、時々自分のコントロールをちょっとできなくなったりとかですね。まあ、ちょっとイライラになっちゃうことも多いですね。」

Q.今、病気について知りたいことは?

「まあ、自分も専門職の一人ではあるので、それの研修会には行ったりとかしていますので、知りたいと思うことはいろいろ自分で調べているのですけどもね。」

<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  >>