15メッセージ
Q.同じ病を持つ方へメッセージをお願いします
「治療を受けながら生活をしていくということが、非常に苦しいということなのですけども、なかなか周りの人はそれを分かってくれないところが多いので、非常に厳しい世界になると思うのですけれども。
それでもですね、どこかで、『捨てる神あれば拾う神あり』というふうに思って、ま、いいことがあるのではないかなと思うので、それに巡り会うまで、そういう治療とか、生活を続けていってほしいなあと思っています。
人から聞いてもなかなか実践が難しいと思うことが多いと思うので。ま、自分ができることを見つけて、それが自分にとっていいことだと思ったことをやっていけばいいのかなあと思っています。」
Q.ご家族へのメッセージをお願いします
「やっぱり、一番身近にいる存在だと思うので、特に刺激せず、逆に、あまり緩めもせずということで。まあ、他の家族はどうか分からないのですけども、別に、特別なことをしなくてもいいのかなとは思っていますけども。」
Q.医療者へ望むことはありますか
「そうですね。私も精神保健福祉士ということで、まあ、医療側にいる立場でもあったのですけども。まあ、ドクターと関わることもあるのですけども、やっぱり、どこまでその人の気持ちを知ることができるかだと思うので。あんまり、そっけない対応(を)しなくて、もうちょっと親身になってほしいなあという気持ちもありますけども。」
Q.インタビューに協力くださった理由をお聞かせください
「やはりですね、まあ、昔に比べてお薬とかも良くなって、非常に統合失調症というのは、治療できる病気として注目されていますけれど。やっぱりまだ、患者の中にはですね、非常に苦しんでいる人が多いので、そういう人達がいることを知ってもらいたいという思いがあってインタビューを受けてみようかなと思いました。」