3治療について
Q.受けた治療を教えてください
「はじめに行ったクリニックでは、リスパダールという薬を出されたのですが、これを徐々に増やしていったところで、2〜3週間で幻聴が消えました。盗聴されているというような被害妄想も無くなったのですが、体が動かなくなるという副作用が出て、また体中がムズムズして夜も眠れないということがありました。
そこで、やっとの思いで病院へ行って、エビリファイという別の薬に変えてもらってからは、体も徐々に動くようになり、またムズムズする感じもなくなっていったので、できれば最初からエビリファイを処方していただけたらうれしかったなと思っています。
(変薬を)自分からお願いしたということもありますし、体が動かないということを言ったり、ムズムズ感がするということを言ったら、じゃ、薬を変えてみましょうということで、エビリファイに変わりました。」
リスパダール(リスペリドン):非定型抗精神病薬
エビリファイ(アリピプラゾール):非定型抗精神病薬
Q.その後の通院はどうされましたか
「そのクリニックに行ったあとに、病院で薬が処方される日がたまたま休日になってしまい、薬を飲まないと再発の恐れが高いということを、本や病院のパンフレットなどで親や自分も読んで認識していたので、他の病院で薬をもらわないといけないと思いました。で、隣の市に総合病院があったので、そこの精神科へ行き、薬をもらいました。その総合病院は休日もやっていたので行くことができました。それからは、その病院へ通うようになりました。
そこの病院にはデイケアがあって、リハビリ(テーション)をそこで行うようになったのですが、一応1年ほど経って大学に復学を試みたのですが、リハビリが十分ではなかったこともたぶん要因となって、復学は失敗してしまいました。試験も白紙で提出したりして…。まったく解らなかったので、そのような状態になってしまいました。」