「ここ3年半ぐらいは、辛いということは全然感じないのですが、やっぱり病院にかかる直前の、病気がいちばんひどかった時がいちばん辛かったですね。浪人中から…、大学2年の冬に病院にかかったので、2年半以上ぐらいが非常に辛かったですね。
幻聴などがあって、四六時中監視されたり悪口を言われているように感じていました。ひどい時には悪口を言っているなと思った人を、どうしても殴ってしまおうかとか思うこともあったのですけれども、やっぱりそういうことをしたら、自分のほうが悪い人になってしまうと思って、『それはダメだダメだ』と思って自分を抑えていました。
また、どんなに辛くても、死んではいけないなというような…。辛い時はやはり死んだら楽になるのかもしれないと、ふと思うこともあるとは思うのですけども、当時から自殺のニュースとか、テレビとかで見ておりまして、やはり自殺したら残された人はどうなるのだろうとか、やはり自殺ということを聞くだけでもイヤな気分になります。だから自殺は絶対にしないということを、自分に誓っていたので、辛い時があっても、なんとか乗り切ることができました。
なんて言いますか、毎日毎日自分は監視されていると感じますので、もうそれだけでもすごいストレスですよね。悪口も言われているように、馬鹿だとか死ねだとか、ウザイとかキモイとか、そういうものが実際に聞こえてしまうのです。本当は無いにして、それを毎日浴びていたらすごくストレスだと思うのですよね。実際ストレスでしたし…。そういうことが非常に辛かったです。」
「私を支えているのは、私の価値観というのがやはり言葉によって作られているなあと思っています。例えば幸運とか、それはツキとほとんど一緒で。他には義理、感謝、慈悲とか慈愛とか、そういう言葉が好きなのですが、そういう言葉による価値観というのが私を支えているなあと感じています。
そういうものはやはり良書といいますか、いい本というのは世の中にありまして、そういうものを読むことが私の考えを作って、それが私を支えてくれていると思っています。」
「1つ上を目指して働くといいますか。もちろん将来の大きな目標は、いろいろあるのですが、そういう目標を心の片隅に置きつつ、1つ上を目指して働くことが非常に楽しいです。
大きな目標としてはマクロ(コンピューターのプログラム)を100個販売するとか、そういうこともあるのですが、私にとって1つ上というのは、マクロであれば、より良いマクロを1個作ることであり、また、もちろんそれは副業的な面もあるので、本業をきちっとやって、本業のほうでもより良い成果を出すことが、1つ上だと思っています。」