15偏見・差別について
Q.病気のことで偏見や差別を受けた、感じたことはありますか
「やはり障害者雇用の方の給料が少ないという人もいるということを聞くと、偏見とか差別があるのかなあと感じてしまいます。
ただ幸いにも、私の会社は障害者であっても健常者であっても同じ職責を任されていれば同じ給料なので、そういう意味では本当に恵まれていて幸せだなと思っています。
そういう社会の偏見や差別というものがあったとしたら、そういうものをなくすためには、社会の動きを待つだけではなくて、障害者自身がそういう偏見や差別をなくすために、患者さんといいますか障害者の方と協力してくれる人達と手を携えて努力していくことが必要だと思っています。
それと、この病気は、人によるかもしれませんが、私が感じるところでは、私のように非常に回復して、健常者の方より健康的だなあと思う面もあるので、そういう回復した方がその能力を社会のために役立てることができれば、そして、そういう人が増えていけば、当事者のそういう努力が偏見をなくすいちばん大切な核になるのではないかなあと思っています。」