統合失調症と向き合う

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S.C.さん
S.C.さん
1957年(昭和32年)生まれの57歳(収録時)。小学校の教員として勤務していた25歳時に体調を崩し精神科を受診する。抗うつ剤を飲むが、34歳の時に幻聴が出たことで入院。2回入院体験をする。教員を退職し、14年間、引きこもり生活を送った。福祉事業所との出会いで症状が安定し、現在は福祉事業所の運営するカフェ(就労継続支援B型事業所)で週5日働いている。障害年金、障害者手帳を取得。一人暮らし。福島県浜通り地方に住んでいたが、2011年3月11日に起こった福島第一原発事故により、現在は別の場所に避難中。
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6症状の安定
Q.症状が安定したと思われたのはいつ頃ですか

「症状が安定したのは48歳の頃です。コーヒータイムに通うことができるようになったことがきっかけです。やっぱり通うようになって、規則正しい生活ができるようになりました。日中活動して、夜は休むという生活です。

(コーヒータイムは)その時にかかっていた主治医の先生から教えてもらいました。『実は、コーヒータイムという作業所ができるのですが、行ってみませんか?』と言われたのがきっかけです。

働くことはもちろんですけど、やはりハリがありますね。そして、働いたあと家に帰って来ると、やっぱり少し軽い疲れがあって、『ああ今日もやったなぁ』という達成感がありますね。」

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