10引きこもりについて
Q.引きこもっている時はどういう気持ちだったのでしょうか
「そうですよね、周りのことが見えないというか、何か自分の日々を過ごすのに精一杯で、周りがどんなふうに私を助けてくれているのか、全然感じませんでしたね。外には、目が向きませんでしたね。ほんとうに。何か一日一日が精一杯という感じですね。
それで、病院にも一人で行くことができるようになりました、後半は。(引きこもって)10年は経っていたと思いますね。」
Q.作業所に行こうと思えるまでには10年以上の時間が必要だった?
「そういうことですね。何か機が熟したというか、そういう感じです。(それより前であれば)何かピンとこなかったかもしれませんね。私にとってはいいタイミングだったと思うのですよね、今考えれば……。その時は全然思ってはいなかったのですけど。」