「私は、1967年(昭和42年)の早生まれで、今、48歳です。
パート主婦ですね。たとえ持病があっても、一人の主婦として生きるという、非常に前向きな1つの挑戦みたいな気持ちで、あえてクローズで働いています。今は完全クローズですから頼めないにしても、もし配慮がしてもらえることになったら『残業免除してほしいです』と(言いたいです)。
やはり長時間就労がすごくきついのですよね。私達も、障害の性質により、仕事自体が無理なわけではないのに、どんなに気持ちを強く持とうと思っても現実の問題として、長時間就労は、体がなかなか持たなくて続かないところがあるのだけれど、政策立案者側にそこの理解がなくて、障害者としての支援が受けられないようなシステムになってしまっているのです。だから結局、それでもこなせる人か、働くことからドロップドアウトしてしまうかの二者択一になってしまうわけですね。それは非常に残念なことで、(体力が)瞬間的には持っても続かないのです。」
「家族構成は、ペルー出身の外国人労働者の夫と私とで暮らしています。子どもは、来月(2015年6月)には3歳になるのですけど、主人の出身地のペルーのリマ市に行っています。今は、主人の実家にいて、世話をしてくれるのは具体的には主人の妹ですね。(妹は)4人の子育て経験があって、子どもにとってはいとこにあたりますけど、(彼らも)もう大きいので、子どもを世話してくれる方達がたくさんいる状態ですね。
うちの子どもの毎朝の仕事は、鶏の産んだ卵を取りに行くことなのだけれど、私は、そういうことは死んでもできないですね。鳥が怖くて近づけないから。(子どもは)養鶏場ではなくて、個人で飼っている鶏だから(親鳥が)抱いてしまっているの(卵を)取りに行くわけでしょ?すでに私にはできないことがいっぱいできて、子どもを非常に尊敬しています。
あと、私は大学生になってからスペイン語を初めて勉強したので、残念ながらスペイン語では、英語でたとえるならRとLの区別はできないのですね。ところが子どもはできますからね。」