「まあ、子どもの頃からと言いますか、クリニックに行くようになった時も学生でしたので、あまり変わっていないのですね。でも、病気にならなければ、今とはまったく違った人生だったと思います。
研究者になりたい、科学者になりたいと思っていたのですけど。でもまあ、それは無理でしょうから、第2希望はエンジニアですかね。病気をしなければ今頃エンジニアになっていたのかなと思いますね。」
「2009年3月に同時に取得しました。それで、社会的信用は得られたかなと思いますね。例えばピアサポートの活動で、入院している仲間の面会に行っても、『精神保健福祉士です』と言うとすんなり会わせてくれます。あと、仕事のオファーがあったり、資格手当があったり……。
今のアルバイトは、大学の教授の紹介で受けました。短時間労働なので、私に合っていましたので。(利用者と)定期的に面談をしたり、手続きの代行、入退院の手続きとか同行とか、そんなことを(しています)。
他は週20時間以上とかフルタイムとかなので、体力的に無理なので辞退しました。」
「そうですね、とにかく起きられなかったり具合が悪かったりして行かれないということのないように。行ったけど、具合が悪くて使いものにならないというようなことのないように、体調を整えるということです。」
「その人その人で違うと思うのです。ですから、その人その人に合った配慮だと思うのですけど、IPS(Individual Placement and Support個別就労支援プログラム)、個別職業紹介とサポート、あの考え方が必要なのかなと。訓練をしてから就労ではなくて、とにかくご本人の希望とか、得意なこととかを見つけて、それに合った仕事を見つけて、働いて。で、その現場でサポートをするというやり方とか考え方が必要だと思います。」