統合失調症と向き合う

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澤田優美子さん
澤田優美子さん
(さわだ ゆみこ)
1964年生まれの51歳(収録時)。高校入学直後の15歳の時にうつ症状を呈する。キリスト教を信仰するようになる。21歳の時に神経科を受診する。現在は、精神科に8週間に1回、睡眠障害外来に4週間に1回通院。大学院でピアサポートグループの研究をしながら、統合失調症などで成年後見制度をご利用の方の支援をするアルバイトを行っている。
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11いちばん辛かったこと
Q.今までいちばん辛かったのはいつですか

「いちばん辛かったのは、高校時代ですね。なにしろ自分は醜いから誰からも愛されていないとか、罪深いから生きていてはいけないとか、でも死んだら絶対地獄へ行くとか、そんなことしか考えられなくて……。まだキリストに出会ってなくて、なんの救いもなくて、ただただ苦しかったですね。

友達はいたのですけれども、自分の殻に閉じこもっていましたし、自分のこころの想いを誰にも言いませんでした。ある時、『誰からも愛されてない』と思わず(友達に)漏らしたことがあったのですけど、その時、『あたし達はなんなのよ』と怒られてしまって。『ああ、こういうことは言っちゃいけない』と思って、それから何も言えなくなりました。」

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