「……当事者間の話は、割と参考になるかなと思います。『あの先生が、年金の診断書を書くのが下手』とか、割とそういう話をしていますよ、患者同士で。治療も、『あの先生は薬の処方があんまり上手じゃない』とかそういう話はしています。そこは、(薬を)飲んだ者しか分からないものもありますからね。
(仲間は)全国的に言うと、ピアサポート専門員という資格をつくる時の集まりが1つと、あとは、職場もピアスタッフが多かったので、そこで同僚同士で話をする分にはいいですからね、そこで話をしていました。
メンバーさんからもいろいろ学ぶことはあると思っています。いろいろ教わることもたくさんあるので、そこを心に留めておくことが大事かなと思っています。」
「病気で知り合った友達と、あとは、もともといた友達、その両方ですね。すごく力になってもらったなと思います。あとは、特に悪くなった時には、家族のサポートもありがたかったですね。妻と、あとは……、子どもと遊べるようになるのは元気のバロメーターかなとは思っています。
特に私、言葉優位なので、3歳から4歳ぐらいの、イヤイヤ期がすごく苦手なのですよ。なんでも嫌という時期があるでしょう?あれがもうすごく苦手で、理屈が通じないのが。ただ真ん中の子は、もうすぐ4歳ですけども、ま、これにはだいぶ慣れましたね。その子はなんで嫌と言っているのかの背景とか理由を考えるようになったら、割と、はい。」
「3回目の入院の時は、50日入院していたのですけど。妻は働いていて、子どもも一人いて、お腹の中に子どもがもう一人いたのですよね。それで、妻が病院にお見舞いに来て、もちろん疲れているわけですよ。で、妊婦なわけですよ。なぜか私、入院中に、妻のマッサージをしていたのですよね、病院で。それも変な話だと思うのですけどね。1回、看護師さんが入ってきて、ちょっと呆れた顔をしていました。
あれも変な光景だったと思います。ほぼ毎回、(私が)マッサージをしていました。その当時きつかったですけど、まあ、妻がきついのを分かっていました。」