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2腹腔鏡手術

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腹腔鏡手術
「腹腔鏡(ふくくうきょう)手術は、お腹に4〜5箇所の孔(あな)を開けて、そこからカメラと特殊な器械を入れてモニターを見ながら行う手術です。腹腔鏡手術はいろんな器具が進歩してやりやすくなり、技術的にも非常に向上しています。」

●手術の対象

「腹腔鏡手術の対象は、当初ガイドラインでは『早期がん』を推奨していましたが、最近は器械も進歩してきているので、熟練した腹腔鏡手術の技術認定医を中心に、『進行がん』や『直腸がん』の患者さんに対しても行われるようになってきています。」

●手術の利点・欠点

「腹腔鏡手術の最大のメリットは、手術後の痛みが少なくて済むということです。お腹を大きく開けるわけではないので、すぐに歩けるようになります。腸の動きも早めに回復するので、食事も早めに始められ、入院期間も結果的には短くて済むという大きな利点があります。

ただしこの手術は特殊な技術が必要になりますので、医師には熟練が必要です。開腹手術であればがんの部分を切り出して直接取ることできますが、腹腔鏡手術は直接腸を触るわけではないので、手術時間が若干長くかかります。」

■Q & A