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吉川 敦子 さん
(よしかわ・あつこ)
静岡県立 静岡がんセンター
看護管理部門 看護師長
ストーマ外来において、皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)として、主に大腸がん患者の人工肛門・人工膀胱(ストーマ)のケアにあたっている。
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4トラブル対策
 ①便がもれる場合

「自宅に帰って患者さんがいちばんいやだと思うトラブルは、やはり装具から便がもれる、装具が外れてしまうということです。だから、お家で寝ている間にもれてしまうとか、外出先でもれてしまうというようなことがあったりすると、精神的にもとてもショックで、もういやだというふうになってしまうことがあります。」

●もれない装具(自分に合った装具)を選択すること

「やはりもれないような装具を選択することが大事だと思うので、もれる装具を使っている方はもれない装具を早急に選ぶということですね。もれないというのがすごく大事だと思います。」

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人工肛門のサイズをはかる
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ストーマ装具各種
【左】下部開放型(マジックテープ式排泄口、脱臭フィルター付き)
【右】トイレに流せるタイプ
Q.装具がはずれる原因とは?

「退院すると日常生活に戻るので、動きが入院中よりも活発になるとか、食事の内容が変わってくるとか、食事が食べられるようになって体重が増え、お腹の脂肪のつき具合が変わってくるということがあります。入院中は大丈夫でも、退院するともれてしまうことがあります。そういうときは、緊急でストーマ外来に来てもらったりしているのですが、もれる原因を早々に見つけて、それに合う装具を選択することになります。ですから装具が悪いのではなく、患者さんの条件が変わったということです。」