5病気になって変化したこと
「この病気になってから、前向きに考えることが多くなりました。今までの私は、大勢の前に出るということは苦手なので、インターネットでこのように自分のがんの体験をお知らせするということも、以前だったらきっと引き受けていないと思うのです。
また、あまり小さいことをくよくよと考えることは少なくなりました。ストレスを溜めないようにというのが無意識のうちに働いているのだと思います。
これからの人生を素敵に過ごしたいという思いが強くなって、自分磨きを意識するようになりました。
それまでは他人を優先して、自分が最後になっていたのですけど、この病気になったことで、私に何かがあると、やはり家族も悲しみますし、私自身も、自分のことが後になっていては後悔も出てきますので、やはり自分というものを意識して、『これではいけない、こうしよう』と日々自分を磨いています。人生勉強も含めてせっせといろんなことを磨いています。」
●音楽を聴くこと
「入院中もCDで音楽を聴いていましたけど、今は台所にいるときはたいていiPodをつけて立っています。音楽がかかっていたほうが楽しく幸せな気持ちでお料理ができるのです。最近は、サラ・ブライトマンというソプラノ歌手の歌とか、久石譲さんのピアノとかを聴いています。」
●明るく楽しむこと
「趣味になるかどうかわかりませんが、家庭を居心地のよい空間にするということにたいへん興味があります。くつろげて暖かく過ごせる家、インテリア、食卓、お料理などにも興味があります。現在そういったことの幅をひろげることに役立つことを習っています。スポーツとしてはゴルフを少々。時折ラウンドする程度ですが、先生について指導を受けています。空気の美味しい、自然の美しい場所でプレイができて嬉しい・・・という域ですが、本当に楽しいです。」