8ワクチンで子宮頸がんを未然に防ぐ
「ヒトパピローマウィルスというウィルスで子宮頸がんが誘発されるということが研究でわかっていて、そのウィルスの感染を防ぐワクチンを12〜13歳の子たちに打つわけです。その子たちは、ウィルスが入ってきたとしても免疫ができているので子宮頸がんにならないというものです。今現在なっている方たちはまだワクチンが入っておらず、検診率も日本は20〜30%と、欧米の80〜90%と比べるとかなり低いのです。つまり10人いると2人ぐらいしか検診に行かないということです。しかも検診率の高い年代が40、50、60代の方たちですが、実際、子宮頸がんの死亡率が高いのは20〜30代の方たちです。そこの方たちが早く検診に行ってくだされば、非常に効果が高いのです。
また子宮頸がんはゼロ期で見つけることができるがんなので、早く見つけていただければ、子供を産めなくなるとか、セックスの問題があるとか、他の後遺症もほとんどないまま過ごすことができるので、ぜひ早くに検診に行っていただき、見つかって早期に治療ができればほとんど体に負担もなく、普通に生きていくことができるので、ぜひ若い方たちにお勧めしたいと思っています。」