統合失調症と向き合う

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中田さん
中田さん
(仮名)
1975年生まれ(現在33歳)。20歳のときに幻聴、奇妙な行動が始まり、緊急受診。初診日から5年間に4回の入院、5年〜10年目に3回の入院、30歳を超えてからの3年間は1回の入院歴がある。現在、週1回作業所で就労移行支援プログラムを受け、週2回クラブハウス「ForUsフォーラス」に通い、週2日、事務の仕事についている。クラブハウスではファシリテーターとして活動。
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9病気を受け入れて変わったこと1
●携帯電話の使い方

「一番変わったのはですね、携帯の使い方です。(病気を)受け入れる前は、病気のことを誰かに伝えたくて誰かに伝えたくて、っていうことがすごく強く、携帯で検索もできるじゃないですか、そこで病気のことが書いてあるサイトに行ってみて、病気の治療法の知識を、ずーっとピコピコやっている状況から、今は、趣味のサイトに移って、趣味のことを主に調べている、と思います。」

●病気を受け入れて変わったこと2
 「気持ちが内から外へ」

「気持ちの変化はすぐに切り替わったわけではなくて、何日もかけて、それこそほんとに何か月単位で変わったものだったと思います。気づいたら、薬のサイトとか病気の症状、今こういう状況ですって投稿されたメッセージを見るのをやめたのは、ほんとに徐々に移行していったものだったと思います。何か月もかけて、その自分の興味の対象が内側から外側に向かった。3か月4か月6か月という時間をかけて、徐々に自分の対象から外れていったという感じでした。」

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