統合失調症と向き合う

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米島健二さん
米島 健二さん
(よねしま・けんじ)
48歳。32歳のときに統合失調症と診断。現在、精神障害者のセルフヘルプ・グループ「NPO法人Wendy(ウエンディ)21」の所長として活躍。10年前に障害者小規模共同作業所として北九州市の認可を受け、2008年4月からは地域活動支援センターウエンディ本部として動いている。妻、娘(5歳)、妻の母親と4人暮らし。
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9症状が悪化しないために

「睡眠時間ですね。やっぱり病気が、陽性症状が出だすと睡眠がまとめてとれなくなるんですよ。睡眠薬を飲んでいても2時間で目が覚めたりするんですよね。取りあえずそういうときには強力な薬を飲みます。舌もしびれるしろれつも回らなくなるけども我慢してそういう薬を飲んで。でも、新薬に変えてからはそういうのは滅多にないですね。日常の睡眠でレム睡眠が長すぎて疲れ果てたときに薬を飲んで寝るということはありますけども。」

●週2回、病院デイケアに行く

「今も2週間に1回、薬の日に病院デイケアに行くんですけども、そこでストレッチ(リラックス)・ヨガとかカラオケとかするんですけどもね、やっぱり1日好きに居場所としてその日はセンターのことも家族のことも忘れて、ゆっくりくつろげるというので、良かったなというのはありますけども。」

●WRAP(ラップ)など最先端の情報を知りたい

「海外で流行っているWRAP(ラップ:Wellness Recovery Action Plan元気回復行動プログラム)とか、いろんなアクティブなんとかとか、そういう最先端の医療情報というのは知りたいと思いますね。医療というのか福祉情報でもいいです。

どんなに薬が良くなってもやっぱり薬で抑えている部分というのはあるんでよすね。だから、映画観て感動できなかったりとか。そういう感情の起伏が、ほんとはこういう波なんだけども薬でここまで抑えているというのがあるから、人生を真の意味で楽しめていない。ほんとは最高に幸せのど真ん中に僕いるはずなんですよ、いま、環境的にも。でもそれが十分自分では楽しめない。病気だからしょうがないと言えばしょうがいないんだけども、欲を言い出せばきりがないんだけども、もっと自分の人生を楽しみたいなというのはあります。」

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