2精神科受診のきっかけ
●悪口を言われている?
「まず、周囲の人が自分の悪口をどうも言ってるような気が最初にしたんですね。で、それが、徐々に、すれ違いざまに人に笑われているような気がしたり、自分の考えていることが、言わなくても周りの人が全部知ってしまっているような気がしたり。ほかには人が誰もいないのにこの辺で『死ね』とかいう声が聞こえてくるようになって。これは自分でもちょっとおかしいのではないかと思うようになって。で、そのうち怖いんで眠れなくなってきて。で、その不眠が辛かったので、精神科を受診しようと思い至りました。自分で(受診しました)。26歳のときです。新婚8か月ぐらい経ったときやったんで、1年経ってなかったんです。
その頃って、まだ精神科のある病院について、情報としても持っていなかったですし、また、すぐにわかるようなところになかった、ちょっと変な言い方ですけど、なかったので、総合病院(が)、あの実家の近くにあったんですけど、あ、そこに精神神経科があったなと思い出しまして、最初そちらへ行ってみようと思って、受診しました。」
●中学生のときに不安定に
「私は、中学生のときにも一時期精神的に不安定になっていたときがあって。そのとき保健室の先生から、カウンセリングを受けてみなさい、というようなことを言われたんですね。そこで、小学校の、研究室みたいなところで、ちょうどそういう子供たちのカウンセリングをしてるところがありまして。そこで1年、半年ほどカウンセリングを受けていたんですね。そのときにいろいろ脳波を取られたりとかしていたので、あ、これはたぶん精神科にかかるような病気なんだなと。それで精神科を受診しようと思いました。」