「就労っていうよりも私の場合は、特技を生かして収入を得るっていう方向に持っていったんです。外で働くとなりますと、今までも、何回かパートで応募したりチャレンジはしてたんですけど、病気のことを勤め先にきちんと説明できなかったりして、いろいろそこでちょっともめて辞めなければいけなくなったことがあったので、じゃ、せっかく手芸が趣味なので、注文受けて作製して、渡してお金を得るっていうほうがいいんじゃないかとこちら(もくれん)のスタッフにも勧められまして。それで、ときどきは、ときどきですけど、人に教えたりもしています。
(自分自身)変わりました。必要としてもらっているっていうことと、あと、なんていうんだろ、自分の作ったもので人がすごく喜んでくれるっていうのが大きい励みになりました。作ったものですか。この指輪とあのバッグもリメイクしたんです。ブラウスとお揃いで。ブラウスはね、実はワンピースやけど、ぷつっと裾を切って、こういう感じで。元々、普通のキャンバスのバッグやったんですよ。なので、上から被せたらわからないや、と。カバーって感じですね。ほんとは下も縫えれば良かったんですけど、どうやって縫っていいかわからなくて、スカート状態になっています。ここの上だけがきりっぱなしで汚かったんで、じゃ、レース貼っちゃえ、と。ときどきTシャツのリメークもしています。あとセーターとかも編みます。
でも、薬の副作用が強かったときは、それすらやる気力がなかったんです。それ辛かったです。」
「(障害者手帳は)持っています。3級です。市営交通は全部半額で、市の公共の建物とか施設だと無料になったり、半額になったりするところはあります。映画は1,000円ですね。持っていたほうが、今は顔写真がついているので証明書になるんですよ、ちゃんと。」