統合失調症と向き合う

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藤崎伸一さん
藤さき伸一さん
(ふじさき しんいち)
昭和23(1948年)年生まれ、現在62歳。一人暮らし。入院は8回。長年にわたり辛い体験をし、「自分が最期を迎える場所は老人病棟かも」と思っていたそうだが、社会資源を利用することで今は仲間もでき、日本各地を旅行するほど、毎日を楽しく送っているという。
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41年後に退院

「(ソーシャル)ワーカーの人から、父に迎えに来てもらうように言われました。『退院が決まったよ』って。自分は閉鎖病棟で連絡手段が何もなかったから、ワーカーの人が父に連絡して、迎えに来てくれました。

その前に名古屋に姉がいるんですけど、何回か子どもを連れて面会に来てくれました。うれしかったです。最初入院した当時は会社の人も何回か来てくれたんです。(父は)面会にも1回来てくれて、退院の時も、退院手続きとかしなくちゃいけないので来て、(手続きを)してくれました。(実家に)まっすぐ帰りました、父と一緒に。24歳か25歳だと思います。」

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