「(実家に)帰って、何かしなくちゃいけないという気持ちはものすごくあったんですよね。働かなくちゃいけないという気持ちがいっぱいあったから、近くの土木作業に行ったり、稲刈りの時期にはちょっと手伝ったり…。でも、長続きしないんですね。1年か1年半したら、病院に入院しました。
やっぱり悪くなったらしい。その時も自分では病識はありません。でも、3か月ぐらいすると、『ああ、ああいうことを考えていたから、自分はだいぶ悪かったな、入院しておとなしくしていなくちゃいけないなあ』と思っていました。
幻聴とか幻覚はなかったですね。妄想があったと思う。『自分は普通の人間じゃない』とか、妄想していました。自分は富豪、大金持ちとか、お金がどっからでも入ってくるんだとか、根拠はないけど、そういうことを考えていました。で、しばらくすると、そんなことがないから現実に返ると、『あんなことを考えていたからだいぶおかしかったなあ』と思うんですけど。
(病院には)家族が連れていってくれました。しょうがないなあって思うけど、心の底では、病気かなという気持ちがあったのかも分かりませんね。最終的には入院していましたから。やっぱり1年ぐらい入院しました。
先生が、退院許可を出したら、その頃には、自分も落ち着いてきているというか…。自分は急性期状態の時と入院してからと、もうガラッと変わるところがあるんですよね。入院する前の時は、もう目が据わった状態になって、誰が見てもおかしいって思うぐらい、悪くなるんです。でも、しばらくすると、病院に入院して3か月ぐらいするともう落ち着きました。
(治療は)服薬です。(薬は)覚えていません。その病院でも吐き出していました。(薬を)飲まなくても眠れるし、人を殴ったりとかそういうことをしなくて普通に生活を、病院の中ではできるので、そういうふうに思っていました。
作業療法はないけれど、ソフトボールとかに出ていました。公園(に行って)ソフトボールをしたり…。ずうっと閉じ込められているから、そういう時には喜んで出ていました。」