6生活の安定について
Q.仕事を辞めて生活に困りませんでしたか
「もともと(実)家にいたので、食生活は困らなかったのですよね。ですからまあ、お袋に負担はかかりましたけども、いろいろ気分転換に連れていってもらったりしました。で、逆に、作業所というか授産施設とか(の工賃)、講演料とかがもらえるようになったし、その時はもう障害年金をもらっていたので、自分の食い扶持ぐらいはありましたね。
障害年金は退院してしばらくしてだから34〜35(歳)かな、その頃からもらうようになって、5年さかのぼって遡及請求(そきゅうせいきゅう)をしました。
まず障害年金が、今2級です。その他に本の印税、それは不定期なのでアレですけども、あと講演。ついでに本も一緒に売ってきたので、本の著者分の売り上げもあったわけです。」
障害年金:病気やけがなどによって、一定程度の障害の状態になった人に対して支給される年金のことで、障害の程度に応じて支払われる金額が異なる。障害年金には、「障害基礎年金(1級、2級)」と「障害厚生年金(1級〜3級)がある。生まれながらの先天性の障害や知的障害は障害基礎年金の受給対象となる。