「何剤というか半端ではないぐらい飲んでいます。
基本的な薬は3錠しかないのですけれども、今睡眠が不安定で、そのお薬がかなり出ていますね。先生と信頼関係があって、今では自分で加減してもいいと。寝すぎてしまうような時には減らしていいし、眠れなければ増やせばいいと。
診察は、月に1回ですけれども、その時その時に先生に言って、この薬を増やしてくださいとか、この薬を減らしてくださいとか、そうやって、今のところ、治療している最中なのですが。精神症状だけは治まっているのですけども、睡眠に関してはまだ不安定ですね。
ニューレプチル、アーテン、ピーゼットシーの3つが基本薬で、あと、頓服(とんぷく)でデパスをもらっています。睡眠が落ち着いている時は、3錠だけで済むのです。副作用止めも出ています。アーテン1錠。
それは、先生がいじらないでくれと。睡眠薬に限ってはいじっていいけど。だからこれがあなたの基本薬ですよと言われましたね。」
ニューレプチル(プロペリシアジン):抗精神病薬
ピーゼットシー(ペルフェナジン):抗精神病薬
アーテン(トリヘキシフェニジル塩酸塩):抗パーキンソン病薬
デパス(エチゾラム):抗不安薬
「僕は、要は今のところメインとしては、講演の時にちゃんと行けて、要は睡眠さえ落ち着けば、精神症状は出ないし。あと、例えば緊張しがちな時はデパスを飲んでいれば落ち着きますし。だから、若干薬を溜め過ぎみたいな感じです。(薬を)若干多めに持っていると安心じゃないですか。
だから基本薬は変わらないのですけども、睡眠薬の増減があって、それによって薬が残っていると……。」
「あります。睡眠ですね。やっぱり僕が入院したのは、不眠と過労とストレス、その3つだと思うので、その3つさえ安定していれば、再発はしないだろうというのもあります。
もう約20年以上この病気とつき合っているわけですけども、(精神科は)最初の入院だけで済んでいるので、その判断は間違っていないと思いますね。」
「生活習慣病、最近、あると思います。体重が増え始めました。いや、あんまり検査が好きではないので…。(体重が)増えたなと思って、ただ増えたら食べるのを減らすとかね。まだ医師のところまでは行っていないです。(運動は)家族にやれと言われています。」
「うちの主治医は、なぜか知らないのですけど、僕の場合、血液検査を1つもしてくれないのですよ。だから、要は、ちゃんと薬を飲んでいるので、血液中の薬の成分を測る必要がないのではないですかね。」
「精神科単科病院。入院したところではないです。
さすがに、あの病院のひどさと入院のさせ方に疑問を持ったので、自分で病院を探して、自分で診断書と薬を持って、『こうこうこういう病気で、こういう薬を飲んでいるのですけども、ここに通えませんか』ということで、自分で変えました。最初は病院のほうも戸惑って、『何で(病院を)変えたんですか』とかいろいろ聞かれたのですけど、30分粘って、通っていいということで、今の病院に通うようになりました。
家からいちばん近い病院です。主治医が、たまたま相性が良かったのですね。もう20年近く行っています。もうツーカーですね。母の悩みまで聞いてくれます。短いと3分ですね、やはり。長いと15分ぐらい聞いてくれます。」
「薬だけが欲しい時は3分のほうがいいですね。ただ、自分で話したい時は、先生これも話したいからもうちょっと時間取りませんかと言って、時間を延ばして話を聞いてもらっています。だから他の患者さんみたいに、おとなしくはしていないですね。
私も、講演などをやっているので、時間の引き延ばし作戦をみんなに教示しているわけですね。手紙を持っていくとか、家族の人と一緒に行くとか、そういうことを勧めていますね。家族と一緒に行くと、本人とも問診しなければいけないし、家族も質問が出てきますよね。だから、一人でどうしようもない時は、いちばんいいのは家族と一緒に行くことですね。」