統合失調症と向き合う

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山根耕平さん
山根耕平さん
1971年生まれの44歳(収録時)。2001年に話すことができなくなり、心療内科を受診。その後、症状が悪化し、知り合いの伝手で北海道浦河町の「べてるの家」に行く。精神科を受診し、統合失調症と診断される。症状が安定したのは4年ほど前からで、現在は「べてるの家」の当事者スタッフとして活躍している。精神保健福祉士の資格を有する。
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10支え
Q.山根さんの今を支えているものは?

「今の僕を支えてくれているのは、べてるの仲間であり、べてるのスタッフですね。人間に支えられています。孤立、一人になってしまったらダメだと思います。

東京でなにせ大きな会社で、大きな組織で、マシンのように一所懸命仕事をするという経験もしているので、それと比較して浦河で、人の輪の中でワイワイやりながら、給料はそんなに高くないですけど、生きていくには十分もらえているし。良いところも悪いところも受け止めてくれる仲間がいて、スタッフがいてという、この環境がやはり自分はいちばん幸せだなと思っています。」

Q.今後の展望があれば教えてください

「今後は、浦河でやはり生きていきたいなということと、あとは今までネットワークを作ったり、パソコンの仕事とかをやっていたのですけど、4月から畑の仕事もやるようになったので、畑仕事もすごく落ち着くので、そういうのんびりとした農作業とかも取り入れながらワイワイやっていきたいですね。

まだ収穫の時期になっていないので、収穫の時期になればもっと楽しいだろうと思いますけど、今はちょうど育つ時期なので、水をやるとだんだんちょっとずつ大きくなっているのが見えてくるのが、とても楽しいですね。」

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