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5動画でみる内視鏡治療
●内視鏡的粘膜切除術(EMR)

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図2
「たとえば図2のような平べったいポリープには、(きのこ状のポリープと違って)スネアをかける首がないので、スネアが外れてしまいます。そこで、粘膜下層に生理食塩水もしくは特殊な薬液を注入して、粘膜下層と粘膜を持ち上げることによって人工的に首を作り、そこにスネアをかけて焼き切るという方法がEMR(粘膜切除術)です。

ポリペクトミーの場合は、引っ掛けて切るだけなので5分程度で終わりますが、EMRの場合は持ち上げたりという操作が加わりますので、15〜30分ぐらいかかります。」

【動画:EMRで平べったいポリープを焼切る場面】

「今、内視鏡から針を出して、粘膜下層に生理食塩水を注入しているところです。何ヵ所か注入をして、この病変を盛り上げます。ここまで盛り上がれば、実際にスネアをかけることができ、ぎゅっと絞り込んで電気で焼き切ればいいわけです。 今、焼き切りました。焼き切ったあと、このように粘膜の欠損ができます。場合によっては止血クリップを用いて粘膜の欠損部を縫合することがあります。止血クリップは何本か使いますが、最終的に傷が治れば、この止血クリップは肛門から自然に排出されます。これがきれいに切除された病変です。」

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