がんと向き合う

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工藤裕美子 さん
(くどう・ゆみこ)
ブーケ(若い女性オストメイトの会)代表
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姫路市出身。23歳(1988年)のとき直腸ポリープ切除後、直腸がんと診断され、手術を受けて人工肛門を造設。退院後、仕事や妊娠・出産など女性のオストメイトの悩みを相談する機会や情報がないことを痛感。1999年に仲間と患者会(ブーケ)を作る。年3回会報誌を発行、「どんな状況でも直接手にとって読むことができるものを届けたい」という思いで全国の会員に発送している。
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11保険について

「(入っていたのは)18歳ぐらいのときに入った普通の保険でした。全然いい保険じゃなくて、保険会社のおばさんに『もうちょっといいのに変えたほうがいいよ』とずっと言われ続けて断っていました。若かったので『掛け金が安ければいい』と思っていたのです。6000円か7000円の掛け金で、30年かけたら満期に100万円もらって終わりです。

結局、がんになって入院と手術で70万円ぐらいもらいました。あと金融機関で、がん保険つき定期というのに一口だけ入っていて9万円もらえました。

いったんがんになってしまっているので保険は変えたくても変えられないんですよね。よく『(術後)5年経ったら大丈夫』と言われますが、5年経って保険の勧誘の人が家に来たので、『保険を変えたいと思っている』という話をして、手続き後に審査医に来てもらいました。ストーマのことを正直に言うと『だめです』という答えが返ってきました。(直腸がんの手術から)5年経っていても、ストーマだからだめだったのかな。」