がんと向き合う

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山内 梨香さん
山内 梨香さん ①
(やまうち・りか)
看護師
盛岡市在住。2005年末、32歳のときに乳がんと診断される。手術後、骨と肝臓に転移するも、抗がん剤、放射線治療、ホルモン療法を経て、順調に回復(その後の経過はこちらをご覧ください)。現在は仕事にも復帰し、看護師として患者さんの身体と心のケアにあたっている。2008年に自らの闘病体験をつづった『がけっぷちナース がんとともに生きる』が2009年3月に飛鳥新社より新装刊。ブログ:「生きてる喜び日記
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9食生活の変化

「以前は結構不規則なうえに、好きなものばかり食べていて、しかも添加物を平気で食べていたと思います。お弁当などレンジでチンのものが多かったです。ひとり暮らしなので自分の食べる分は本当に適当になってしまい、野菜から料理を作るとか、そういうことはあまりなかったような気がします。

がんの方は玄米菜食をしていらっしゃる方は多いと思います。私も再発してから玄米菜食に目覚めました。玄米は噛まされるというか、噛んでしまうのですよね。今は玄米菜食をきっちりやっているわけではなくて、たまに気づいたときにやるくらいなので、お肉や魚のダシも普通に摂ったりしていますが、お肉は好んでたくさんは食べないですね。2、3ヵ月くらい玄米菜食をまじめにやっていた時期があり、その時期は本当に動物性のものは摂らず、久しぶりにお肉を食べたところ、その日眠れなくなりました。体が草食動物だったのが、突然肉食になり血の気が多くなってしまったのでしょうね。病気になってから、野菜や玄米は体にいいのだな、粗食は体にいいのだなと思いました。」