統合失調症と向き合う

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香月さくらさん
香月さくらさん
(こうづき・さくら)
1961年(昭和36年)生まれ。社会福祉法人の精神障害者の作業所で事務の仕事に従事している。息子さんが12歳のときに発症(現在21歳、大学生)。2009年2月に親の会「こころ・あんしんLight(こあら)」を立ち上げ、心の不調で通院している子どもを持つ家族や子ども達を支えようと集まった教師達とともにサポート活動を行っている。
家族構成:夫、息子2人(次男が病気体験者)
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16統合失調症の方へのメッセージ

「心の不調の部分は、もうほんとに持ってしまっているものなので、持ったまま、どう、今日自分が楽しく過ごすか。しんどさも、お薬で軽減できるのであれば、軽減しながら、うまく病気とつき合いながら生活できていけると思うので、しんどいときもあってもいいやっていうところですかね。ほんとに(病気を)持ちながら、どう生きていくか、持ちながら生活するっていうこと。

こういう心の病気を完治すること、完治できればすごくやっぱりいいと思うんです。それは一番ベストですけど、完治を目標に生きていくと、いつまでという目途(めど)が立たないので、今持っているもので、どう自分らしく生きていくか。そこには諦めないといけないこともあるかも知れないけど、でもそれで自分にとってベストな生き方ができるのであれば、諦めたこと以上の何か得るものがきっとあるんじゃないかなって信じて、生きていってもらいたいなって思います。」

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