5大学時代の治療について
「先生(主治医)がいらっしゃらない曜日を除いて、予約制ではなかったので、たしか、苦しくなったら病院に行くということを繰り返していました。ひどいときは1週間に2、3回行ったりして、しかもその1回の診察が30分、50分、60分ぐらいに長いものになってしまって。診察では、私はいつも泣いて、つらさを訴えて、で先生が気を紛らわせるようなことを言ってくれて、ちょっと落ち着くんだけれども、また不安になってまた病院に行くという、そういう悪循環でしたね。
(薬は)ものすごく大量だったと思います。10何錠ぐらいでしょうね。いろんな噂だとか自分の持った情報で、『この薬が飲みたい』と思ったら先生に『この薬出してください』って言って。先生は、まあ出してくれるんですね。で薬がどんどん増えていって。かと思ったら私がちょっと調子が良くなると『先生、やっぱり薬減らして』と言って、すごく薬が減ってしまう。でまた足りなくなって『先生、もっとください』というふうに言って。ほんとうに先生は私の言うとおりに出してくれる感じで。それはそれで今考えると問題だったのかなって思います。(問題なのは)私が、です。うつの薬から統合失調症の薬から、私がほしいという薬をそのまま出してくれるような感じでした。」
●入院について
「閉鎖病棟しか入ったことがありません。年に1,2回は(入院)した年もあります。入院していない年のほうが少ないんじゃないかなと思います。すべて希望して、です。
(入院期間は)たぶん基本的にみんな3か月だと思うんですけども、私もだいたい3か月単位で。田舎のほうで入院したときがあるんですけど、そちらは1年半ぐらい入院していました。」