13支え
Q.自身を支えていること(もの)は何ですか
「私は、今までの中だったら、やっぱり考え方はどちらかというと、本質的には、かなり前向きな考え方をするタイプなんです。だから、ちょっとでもちょっとでも向上しようというか…、なんだけれども、今はむしろマイナスをプラスにできるというか…。いわゆる、統合失調症というのはある意味ではマイナスですよね? 制約…、実際にしんどいところがあるとか根気よく続かないとか。でもそういう病気を経験したことで、それを逆に今、仕事にも活かせているしね。精神の人達のヘルパーに行ったり、電話相談できたり。電話相談は仕事じゃなくてボランティアですけどね、仕事に活かしたり、やれているのでね。
それと、こうして今日、お話しする場合でも、やっぱり自分が体験しているから、みんなにアピールできるというのか、アピールしていこうという気になれる。逆に今、自分のできることできないことが分かるうちに、できることをやっていこうと。いわゆるマイナスと思えていたことが今、プラスに活かされている。だからやっぱり、今、生きて、生き甲斐になっていますね。
51歳で一応病識はもてたのですけれど、それからまだ4、5年は休養期間みたいでしたね。ただ実際に活動的になり出して、活動し始めたのは2003年ぐらいからですね。だから、19年ぐらいかかっています。発病してから動いて何かしようという気になり出したのはね。」