4病院は在宅治療の重要性を理解すべき
「多くの病院のがんに関わる医師たちは、『開業医はたぶんたいしたことをできないだろう』と思っていると思います。それは大きな問題であって、在宅の視点というもの、(患者さん)ご本人が家に帰ったらどういう空間で生活ができる、家で過ごせるということの重要性を急性期のがんを扱う専門医は必ず理解しなければなりません。可能な限り在宅において緩和ケアが受けられる、がん治療の途中でも、通院で化学療法をしながらでも、とにかく家に帰れることをベースにして、在宅治療、がん治療を行うということです。そうすると在宅の緩和ケアが標準化していくだろうと(思います)。やはり急性期病院の医師が頭を切り替える、それから当然、病院長が頭を切り替えることが、標準化としては近道ではないかと思います。」