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片山 壽さん
片山 壽さん
(かたやま・ひさし)
広島県尾道市・片山医院院長
内科医。尾道医師会会長。地域の高齢者医療、介護、緩和ケア、病診連携を積極的に研究、推進。著書に『地域で支える患者本位の在宅緩和ケア』。
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6医療用麻薬の副作用対策

「副作用は、必ず出ますからね。(投与)量が上がるにしたがって相当強いのが出てきます。今、鎮痛補助薬はものすごく種類がありますから。たとえば吐き気止めも通常の物だけではなく、いろんな物を使います。緩和ケアというのは、結果が求められる医療です。使ったけど痛みが取れなかったらもう意味はないのです。使ったけど吐き気が止まらなかったら意味がない。めまいが止まらなかったらダメ。便秘が解消できなきゃダメ。食べられなかったらダメ。そのためには総合的なくすりの使い方が必要で、副作用をどうこうというよりは、緩和ケアの全経過に対しての対応策をもっていなければ、重度の人や長期の緩和ケアは不可能です。」