統合失調症と向き合う

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五十嵐 徹さん
五十嵐 徹さん
(いがらし とおる)
31歳、男性。23歳のときに症状が出現し、発症から3か月後に精神科を受診。2回の入院を体験し、現在は、症状も安定し、週5日、フルタイムに近い形で倉庫内商品管理の仕事に就いている。通信教育で「社会保険労務士」の資格を取っており、いつの日か精神障害者のさまざまな手続きをサポートしたいと思っている。
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31回目の入院治療
●薬物治療について

「入院期間は、最初のときは1か月半なんですけど。薬はリスパダールという新薬というか、非定型抗精神病薬を単剤で服用しました。自分の場合は、リスパダールという薬は、幻聴とか妄想にはすごいエビデンスというか効果があって、それに対してはすごいんですけど、陰性(症状)、気分の沈みというか抑うつ状態とかにも効くと言われてるんですけど、自分の場合はそこには効かなくて…。」

●作業療法について

「ちょっと症状というか幻聴も治まってからは、作業療法を、スポーツとか音楽療法、カラオケだったりとか、そういうものに参加していましたね。

薬(を)飲みはじめたときは、ほんとに1錠だったか2錠だったかなんですけども、口が回らなくなって…。で、看護師とかに見つからないように、洗面所でペッと吐いてしまっていたんですけど。1週間ぐらい経って、その薬を飲み続けたらもう幻聴が全然なくなって、結構、正気に戻ってきたので、それからそうですね、作業療法に出て…。

最初、閉鎖病棟だったんですけども、(次に)開放病棟に行きました。開放病棟にいたのが1週間ぐらいですね、結局。」

リスパダール(リスペリドン):非定型抗精神病薬
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