統合失調症と向き合う

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五十嵐 徹さん
五十嵐 徹さん
(いがらし とおる)
31歳、男性。23歳のときに症状が出現し、発症から3か月後に精神科を受診。2回の入院を体験し、現在は、症状も安定し、週5日、フルタイムに近い形で倉庫内商品管理の仕事に就いている。通信教育で「社会保険労務士」の資格を取っており、いつの日か精神障害者のさまざまな手続きをサポートしたいと思っている。
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8社会保険労務士の資格について

「社会保険労務士と言って、一応、国家資格です。社会保険とか労働関係の事務手続きだったりとか、コンサルティングとか、中小企業の事務、帳簿関係とかそういう事務を請け負ったりできる資格なんですけども。

自分の場合は、今、全然違う職業というか倉庫内の商品管理をしているんですけども、その資格を取ったのは、将来的に、社労士(社会保険労務士)として開業したいというの(思い)もあったんですけども、一番(の目的)は、社労士として開業して、生活資金を最低限稼げるようになったら、障害者の障害年金の裁定請求だったり、そういう相談に乗りたいなと思って…。ボランティアとしてなんですけど。そういう思いがあって、仕事をしながら3年がかりで資格を取ったんですけど。まだ、その資格を生かせていないというか、前に進めていない状況ですね、今は。平成19年の試験に合格して、20年の事務指定講習と(いう)のを終了して、一応、登録はできて開業もできるんですけれども、その資格を生かした仕事は、まだ全然していない状況ですね。

資格は、通信講座で取りました。」

●社会保険労務士を知ったきっかけ

「そうですね、やっぱり就職しようと思ってもなかなかできなかったときに、何か資格がほしいと、資格(について)結構、調べていた時期があって。それで、年金とか障害年金とかもやるんだとか、障害者雇用促進法なども勉強するんだと思って…。当事者というか、統合失調症の人で、PSW(Psychiatric Social Worker)、精神保健福祉士(の資格)を取っている人は多いですけど。そちらもちょっと興味があったんですけど、自分はちょっと変わったほうで、社労士のほうで、障害者に対するボランティアみたいな活動をしたいというの(思い)もありました。統合失調症で社会保険労務士の事務所を持っている(人)とかいないので、それをちょっと目指そうかなと思いましたね。」

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