統合失調症と向き合う

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五十嵐 徹さん
五十嵐 徹さん
(いがらし とおる)
31歳、男性。23歳のときに症状が出現し、発症から3か月後に精神科を受診。2回の入院を体験し、現在は、症状も安定し、週5日、フルタイムに近い形で倉庫内商品管理の仕事に就いている。通信教育で「社会保険労務士」の資格を取っており、いつの日か精神障害者のさまざまな手続きをサポートしたいと思っている。
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11医療スタッフについて
●臨床心理士

「すごく付き合いが長いこともあって、なんでも相談できるというか、すごく信頼していますね。信頼して相談できる人というので、就職の面接でも、今は、調子を崩しても信頼して相談できる医療従事者の方がいるので大丈夫だと思いますということを、面接のときにも言いましたね。

最初、デイケアにいたんですよね、その心理士の方は。1回目入院して退院してデイケアに通ったときにお世話になって、それからずっとですね。(心理室)単独で行くときもありますね。一応予約しますね。

薬だけではやっぱり治らないというか…。薬は、妄想だったり幻聴を抑えたりするのに効果はあると思うんですよ。あと、抑うつとかにも、もしかしたら効くのかもしれないですけど、日常生活上起こる問題とか、そういうものに対しては、やっぱり人に話を聞いてもらったりとか、苦手な部分の克服の仕方というか、自分の助け方みたいなことを、当事者というか患者同士でもいいと思いますし、信頼できるスタッフでもいいと思いますし、そういう方と話し合って、少しずつ、なんていうんでしょうか、コーピングスキルというか、(その)レパートリーを増やしていくと、生活がしやすくなるんじゃないかなと思いますねえ。」

コーピングスキル:コーピング(coping)とは対処すること。さまざまなストレスに対処する技術のこと。

●作業療法士(OT)補助の方

「もう一人いるんですけど、心理士と。もう一人の方は、PSW精神保健福祉士を目指している人なんですね。その方なども、自分が勉強しているみたいだからというので、積極的に医療用語みたいなものも混ぜていくというので、『わからないときは聞いてくれ』と言われていますね。その人はですね、作業療法室にいて、OT(Occupational Therapist:作業療法士)の補助の人ですね。今、通っている病院では、今の主治医と臨床心理士の方とそのOT補助の人をすごく信頼して、いろいろ相談に乗ってもらっています。」

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