統合失調症と向き合う

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薄羽正明さん
薄羽正明さん
(うすば まさあき)
1967年(昭和42年)の43歳(収録時)。両親と同居。大学卒業後、就職したが、23歳の時に発病。症状により退職、再就職を繰り返す。現在は、就労支援サービスを受けながら、就職活動を続けている。
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13福祉サービスについて
Q.福祉サービスで利用しているものはありますか

「社協(社会福祉協議会)の運営をしています。市の(障害者)就労支援センターというものがあるのですけども、そこにお世話になっていまして、登録しました。市の、先ほど申しましたブラックリストに載ってしまった職安ですけども、そのブラックリストはその頃には無効になっていて、『本当に僕、非開示で受けていいの?』と言ったら、いいんですよと言うから、ほんとですかと。使い分けていいのですよと言うので、そんなつぶしが利くんですかと言って、驚いてしまいましたね。だから、今の職安は、ときたま、僕が障害者だというのが分かると怪訝な顔をする人もいるのですけど、それでも理解が進んだのかなあと思われます。

(他には)そうですね、月に1回の精神保健サロンぐらいですかね。隣の市にあります。ボランティア団体が発展した任意団体が主催している精神保健サロンですけども、そこで、みんなで集まってお茶を飲みながら、ただしゃべっているだけですけども、結構、自分の慰めになるので良いと思います。

病気している当事者の知り合いはたくさんできましたし、ボランティアの人は、私達に対してさげすむようなことはないので、すごく和気藹々として良かったと思います。現在、その精神保健サロンの紹介でボランティアをさせていただいているので、すごく充実しています。」

障害者就労支援センター:一般就労を目指す知的、身体、精神障害者を対象に、相談、訓練、授産、企業内通所授産などの事業を行っている通所施設。障害者が安心して働き続けられるよう、就労面と生活面の支援を一体的に提供することにより、障害者の一般就労の拡大を図り、社会参加の促進を目指す。

Q.どのようなボランティア活動に参加しているのですか

「埼玉県の精神病院の情報を網羅したデータブックを、そのボランティア団体の会で出版したのですね。それの宛名書きとか、こういう本を出していますよというPRをする、そういうボランティアをしています。」

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