「去年(2012年)の10月末から11月にかけての6日間だけ、休息入院という形で、ちょっと休むということで、外界遮断みたいな感じで入院しました。1日中ベッドでゴロゴロしたり、先に入院している患者さんたちとおしゃべりして、『あの人ああだよ、こうだよ』なんて、噂話を聞かせてもらって笑わせてもらったりとか、まあ、自由に、のびのびと。家族の家事も心配しなくていいし、ご飯も気にしなくていいしという意味で、ある意味、結構自由な病院だったので…。パソコンを使えたり、携帯もOKだったりとかした分、休むのが楽だったんですね。
パソコンは小さいのがあったので、持ち込んで、ネットはつなげないですけど、文章を書いたり、詩を書くのが趣味なので書いたり、日記をつけたりしていました。」
「いえ、自分で。その時、ちょっとだけ薬を、浮気みたいな感じで変えてみたんですね。やっぱり合わなくて、それで幻聴と妄想がすごく激しくなってしまって…。で、怒りっぽくなったり、常にイライラしたり、ひたすら『怖い、怖い』(と)言っていて。一人でいられなくて、仕事中の母にメールをしたり、母と買い物に行っても外に出られないくせに、母に買い物中なのに、『怖いから早く帰ってきて』だったり(と連絡したり)、足を常に貧乏ゆすりしていたりとかしていました。
で、すぐに(薬を)戻してもらって、それも量を増やして戻してもらったのですけれど、効くまでにやっぱり1〜2週間はかかる薬だというのは何かで聞いていたので、なかなか落ち着かなくて。それで、『じゃ、ちょっと休養の意味で休息入院しよう』と言って、病院を探して入院したのですけど、1週間くらいの入院で済んで、なんとか落ち着いて出てきて、その後は、落ち着いてゆっくり家でなんとかペースを戻しつつ…。」
「そうですね、改めて、自分がなんでここに生きているのかだったり、目標だったり、何がしたかったんだっけなということを見失っていたようなことを、じっくり考える機会になったなというのがあって…。
やっぱり、どんなに頑張っていても、どんなに頑張れる理由があっても、たまに、『どうしてそれを頑張んなきゃいけないんだろう』って、自分で決めた分、疑問が湧いてしまう時があって。でもそれを全部打ち消して、『だってそれは自分で決めたことだから守るんでしょ』だったり、『いやそんなん、生きるためって、死なないために生きるんだから』だったり、そういうことを見直すいい機会だったなとすごく思います。」
「入院中は、やっぱり中学3年生の時に入院した病院が、とにかく病気ではないのではないかなこの人達というような女子がいっぱいいて。思春期病棟の女子病棟だったし、閉鎖病棟だったので。思春期特有のみたいな人達もいて、そういう中でのいじめとか陰湿なのが結構あって、それがすごく嫌でしたね。病気(を)治しに入っているのだけれど、逆にストレスが溜まるみたいな感じで嫌でしたね。
あとは、日常生活的に言えば、お風呂に毎日入れないのが結構、嫌だったとか…。(週に)2回だったかな。そのくらいで、しかもまとめて入るので、後半になるとお湯がぬるかったり、そんな感じで、やっぱり大変なんですよね。お風呂に入る時間も決まっていますし。やっぱり自由な時に入れるのが楽だなあと思います。」