統合失調症と向き合う

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東北ニートさん
東北ニートさん
(仮名希望)
1978年(昭和53年)生まれの40歳(収録時)。大学卒業後、公務員として働いたが、25歳の時に「うつ」状態となり、母親に連れられて受診。その後、精神科病院をいくつか転院し、28歳頃に病名を知る。通院しながら働いていたが、休職を繰り返し、退職。現在は、自分なりの学習方法でいろいろな資格試験に挑戦中。
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2受診の経緯
Q.何歳の時にどのような症状が出たのでしょうか

「就職して2年目の25歳の時に“うつ”のような症状が出ました。なんて言うか、気持ちが沈んだ感じで、親とかにきちんと受け答えができないような感じで……。ただ当時は、まだ幻聴とかはなかったですね、記憶の範囲では。

それで私の様子がちょっとおかしいと母親が思ったようで、母親に連れられて病院に行きました。その病院は看護師をしていた母方の祖母の紹介で行きました。

そこでは、診断がついただけでほとんど治療はしていないのです。というのは、母方の祖母が青森に住んでいたので、最初、青森の病院に行ったのですね。(だから)地元ではないですね。

何度か病院は変わっています。今の病院で5か所か6か所目ぐらいだと思いますね。」

Q.病名を知ったのはいつですか

「いちばん初めの時は分からなくて、母親が告知されたのが2回目に行った時で、当時はまだ統合失調症という名称ではなくて精神分裂病と言われて、母は非常にびっくりしたそうなのです。私が知ったのはそれから4年か5年あとですね。

(気になったのは)やはり、仕事が続けられるかどうかがいちばんでしたね。あと仕事に関連することとしては、やはり自宅から通えないと、一人暮らしというのはたいへん難しいと思っていたので、それはやはり人事異動の希望の季節になるといつもちょっと気になっていました。地元にずっといることができました。」

Q.今までに受けた治療は?

「投薬治療だけですね、基本的には。

デイケアはですね、働いている時は行けなかったですし、逆に辞めてからは、障害者就労支援センターみたいな、そういう所に行っているのですね。(だから)デイケアというのは利用したことがないです。」

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