3大腸がん手術の合併症
●創感染(そうかんせん)
「創感染は大腸の手術では特に頻度が高い合併症です。手術したお腹の創(きず)が化膿してしまうことで、一般的にはそのきず口が赤くなったり、腫れて熱っぽかったり、少し痛みを伴うことが多いです。大腸の中には便がありますから、どうしてもばい菌が多く、そのために10%ぐらいの割合でこの創感染が起こります。」
●創感染への対処
「創感染が起きたら見ればわかりますので、一般的には縫い合わせた皮膚の一部の糸をはずしてそこを開いて、膿を出してあげれば徐々に治ります。あくまでもこれはお腹の中から来ているのではなく、お腹の表面のことなので、特に命に問題はありません。」