がんと向き合う

大腸がん 小腸がん 肺がん 膵臓がん 乳がん 子宮頸がん 卵巣がん 緩和ケア +plus イベント おしらせ
若尾 直子さん
若尾 直子さん
(わかお・なおこ)
山梨まんまくらぶ代表、薬剤師
2001年8月乳がんと診断され、数名の有志とともに2004年「山梨まんまくらぶ」を発足。山梨県のがん対策推進協議会の委員に就任し、地方からの「がん医療推進」をめざしている。
movieImage
6術後の痛みへの対処
Q. 手術後の痛みに対して、医療的な処置は受けましたか?

「マニュアル的には(痛みへの対処は)してもらったと思います。硬膜外麻酔と か、痛み止めの内服とか、いくつかしてくれるのですが、私の場合は坐薬しか効かなかったです。坐薬をすると何時間かは痛みがとれるけどそれは短い時間で、また痛くなるのです。自分もその痛みに対するケアの大切さをハッキリ位置づけてなかったのかもしれない。ある程度がまんしないと仕様がないとか、がまんしてあたり前とか、さっき坐薬を使ったばかりだからもう少し待とうとか、あと2時間がまんしてダメだったらナースコールようとか、そうした焼け石に水、また焼け石に水というのを繰り返すのです。その坐薬の頓服で痛みを細切れにとっていくという方法を使っていたので、余計つらかったのかもしれないけど。もう少し痛みに対してがまんできないとを積極的に言ってもよかったかな・・・といまになれば、そういう気はします。そのときは本当に痛くなってがまんしてがまんしてがまんして、がまんできなくなって(看護師を)呼んで坐薬を入れて、というのを繰り返していました。」