7術後の生活
「身体的に不快な部分は、今はおおむねありません。おおむねというのは、まず普通に背泳ぎができる、棚の上の物が背伸びして取れる、そういったことは普通にできるので。しかし、15cmぐらいお腹を切って縮めたわけだから、普通はしませんが、当然ブリッジはできないし、伸びをするときもやはり腰を逆ぞりにはできません。身体を真っすぐに空に向かって伸びをするという形になりますし、寝るときも赤ちゃんが丸くなるような姿勢でなるべくお腹をカバーするような寝方をします。でも乳がんだけではなく、お腹のほうも心配すればいいという、リスクの分散ができるということで、一面それは救いかもしれません。自分の乳がんのリスクを四六時中考えているよりも、ほかに心配しなければならないことがあるというのは、ある意味、心配が分散できて、私にとってはいいかなと思っています。」